◆パイプ製造事例一覧
従来加工のパイプでは精度が上がらず、篏合部品とのギャップコントロールに一苦労でした。
従来工法では厚肉の為、内径基準の場合は外径が大きくなってしまい、外形基準の場合は内径が小さくなってしまいます。
内径のバラつきが標準で±0.003㎜なので、パイプの仕上がりを確認せずとも挿入部品の発注が可能となり、リードタイムの短縮にもつながりました。
薄肉化により外径をそのままに内径を拡大、もしくは内径をそのままに外径を縮小することができました。
機械加工では製品間のバラツキが発生してしまいます。
また、内面が荒れてしまう為、研磨工程が必要です。
共通のマンドレル(芯材)に対して、複数個の製造が可能なため、製品間のバラツキがなくなりました。
マンドレルの表面粗さが、そのまま金型の内面へ転写するため、後から磨き加工が不要になりました。
切削や引抜加工以上の精度が欲しいです。
機械加工以上の薄肉かつ高アスペクト比で、更には強度が必要です。
電鋳工法の特性上、厚さのコントロールが容易になりました。
高アスペクト比の設計が可能となりました。
硬度コントロールにより、薄肉でも耐久性が上がりました。