電鋳技術を駆使したパイプ製造
電鋳技術を駆使したパイプ製造
「マイクロパイプ」とは、非常に高精度かつ小さな金属パイプのことをいいます。
ナンシンでは、「電鋳パイプ技術」という工法を用い、単層~複数層のマイクロパイプを製造しています。
電鋳技術とは?
芯材をメッキ液に入れ(多層の場合は複数のメッキ液に繰り返し投入し)、コーティングを行います。次に、芯材を除去してパイプの完成です。
※右の動画は二層マイクロパイプの事例です。
切削加工や引き抜き加工では実現できないマイクロサイズ(外径・内径・肉厚など)や精度を実現した驚きの技術。それがナンシンのマイクロパイプです。
バリ無し・変形無しのファインカット技術
微細なパイプ・丸棒・ばねを高精度に切断する ”ナンシンのファインカット技術” は、多くのお客様にご好評を頂いております。
特長1「高精度(±0.02mm以下)な切断」を実現します
シングルワイヤーソーにより極限までバリや扁平を抑えたカット技術です。
特長2「難加工材」にも対応可能です
チタンやタングステン等の難加工材カットもまずはご相談ください。
特長3「単品・小ロット」も喜んで承ります
基本仕様とアスペクト比
マイクロパイプの基本仕様
材質 |
Ni |
Cu |
AuCo |
硬度 |
Hv400~550 |
Hv220±20 |
Hv150±20 |
外内径精度 |
±0.003mm |
|
全長 |
0.5~15.0±0.02mm |
|
肉厚 |
0.005mm~ |
0.1~5.0μm |
内面粗度 |
Ra0.1以下 |
- 自社内一貫生産:電気鋳造プラントを自社開発し、材料の生産から出荷まで一貫して製作します。
- 試作開発から量産まで対応:当社は1個の試作注文から、10万個を超えるような量産まで対応します。
- 多品種対応可能:当社はお客様の仕様を、0.001mm単位の寸法、または公差の違いまで区分けして受け付けます。多品種の流動を「当然の姿」として考えています。
- ISO準拠:ISO9001 / ISO14001 に準拠したモノづくり、マネジメントシステムで安心を提供します。
アスペクト比(※アスペクト比とは径に対する全長の事を指します)
※下記グラフの緑色部分が対応可能箇所です。【単位:㎜】
(読取り例:内径φ0.05㎜に対して外径φ0.06~1.00㎜までの範囲で製造が可能)
※表に記載のない、1ミクロン単位での調整にも対応可能です(条件付き)、最小外径0.04mm内径0.03mmの実績あり。